流山の高井寺寺務所から車で10分。最近開店したと思われる気になっていた食堂に
ようやく行くことができました。
頼んだ料理は「カキフライ定食 1100円」※写真はありません。
舌鼓をうちながら食べていると、
壁に貼られていた日めくりカレンダーに目がとまりました。
意味深な影つきのトラ人間の絵とともに書かれている
「とらわれの心 捨ててごらん」という言葉・・・ではなく、
小さく書かれている、
『「私は悟れない」という悟り』
という言葉。
思えば浄土真宗を学び始めた頃、
浄土真宗の、「さとりは、この世の縁尽きた時お浄土でいたるもの」という教えを、
物足りなく感じたものです。
でも今ならなんとなくわかります。
さとりに執着しちゃだめなんです。
そして、「さとりに執着しちゃだめ」ということにも執着しちゃだめなんです。
はたまた『さとりに執着しちゃだめ」ということに執着しちゃだめ」ということにも・・・(ry
浄土真宗は『「私は悟れない」という教え』です。
悩まない、苦しまないこころを身につける教えではありません。
一見頼りなさそうな教えですが、
さとることにとらわれず、
「人間」が、「人間として」悩み苦しみながらも、
「人間としての私」をいかなる時でも肯定できる!
「人間としての」瞬間瞬間を堂々と精一杯生き抜く勇気と力が湧いてくる・・・
意外と!?頼もしい教えだと味あわせていただいています。
ちなみに新鮮な肉厚の大きな牡蠣が5個ついていたカキフライ定食も、
美味しく味あわせていただきました。