今が本番 今日が本番
もどることの できない今
(あるお寺の掲示板より)
10月の寳満寺の掲示板のことばです。
今年も早10月です。あっという間に残り3ヶ月になりました。
室町時代の本願寺第八代のご門主「蓮如上人」は、
「白骨の御文章」というご門徒さんにあてた手紙の中で、
朝(あした)には紅顔(こうがん)ありて
夕(ゆうべ)には白骨(はっこつ)となれる身なり
(『御文章 白骨章』 五帖第十六通)
と、書かれています。
ついつい先のことを考えてしまいがちな僕がいます。
思えば、つい最近まで、
「死んだらどこへ行くのか?」
「浄土はあるのか?」
「死んだら地獄?」
「死んだらどうなるのか?」
とか、
「僕にとっての究極的な先のこと」まで考えてしまう典型的な迷える子羊!?の僕がいました。
そんなことより、
朝には元気でも、夕方には死んでしまうかもしれない僕なんです。
僕の知識・判断を超えた、究極に先のこと(死後のこと)は、
素直に「僕の知識・判断を超えた阿弥陀さま」におまかせしとけばいいんです。
今はもう二度と来ません。
今日はもう二度と来ません。
今の瞬間・瞬間の積みかさねが1年後の僕を決めます。
今の瞬間・瞬間の積みかさねが僕の人生になります。
今の僕が、僕が過去の瞬間・瞬間をどのように積みかさねてきたのか、という結果です。
今の僕が、僕の人生そのものです。
過去はもう変えられません。
今!です。今日!です。
・・・
・・・
わかっちゃいるんだけどな・・・
風呂上がりにビールを開けてしまう僕がいたりする、今日この頃だったりします・・・。