お彼岸といのちのつながり

9月19日から25日までが秋のお彼岸になります。
秋分の日の22日(土)が彼岸の中日(ちゅうにち)になります。

宝満寺でも、たくさんのご門徒さんがお墓参りに来ます。
また、通常の月忌参りに加え、お彼岸のお参りもありますので、
法務もだいぶ忙しくなってきます。

「彼岸」とは、こちらの投稿記事でも書きましたが、
煩悩で汚れきった娑婆世界「此岸(しがん)」に対しての、”彼(か)の岸”
つまり、さとりの世界、浄土の世界を表す言葉です。

そしてこの「お彼岸」の中日(ちゅうにち)は、
春が「春分の日」、秋が「秋分の日」にあたります。
この日は、太陽が、真東からのぼって、真西に沈む日です。

このことから、
”西方”十万億土にあるとされる「極楽浄土」をしのぶ日
として、古来から定着していったんだそうです。

お彼岸中に、ご先祖のお墓参りをしていただき、
「いのちのつながり」を考えていただくのもいいんではないでしょうか?

自分の番
 ~いのちのバトン~
作 相田みつを

父と母で二人
父と母の両親で四人
そのまた両親で八人
こうして数えてゆくと

十代前で、千二十四人
二十代前では-?

なんと、百万人を超すんです

過去無量の
いのちのバトンを受けついで
いま、ここに
自分の番を生きている

それがあなたのいのちです
それがわたしのいのちです