仏教では煩悩は我執(がしゅう)から生じると説かれます。
我執(がしゅう)とは、簡単に言うと、
「自分中心の考え、それに基づく物事への執着」です。
ちなみに煩悩とは「さとりを邪魔する欲望」のことで、煩悩の根源を、
よく「三毒」なんて言い方をします。
- 貪欲(とんよく)・・・むさぼりの心(必要以上に求める心)
- 瞋恚(しんに)・・・怒りの心
- 愚痴(ぐち)・・・真理に対する無知の心(十二因縁の”無明”)
仏教の理想は、「無執着(むしゅうじゃく)」すなわち、「何ごとにも執着しないこと」
と言えると思います。 続きを読む